エニアグラムは、自分本来の性格や思考、行動パターンといった人間が持っている資質を9つのタイプに分類した性格分類学です。またエニアグラムには健全度という指標があり、人格の成長の段階を示しています。
まず最初に、いくつかの質問に答えていただき、その結果を元に分析を行っていきます。
ここでは、自分がどのような気質(人格特性・自我の基盤)を持って生れたかの知識理解ばかりではなく、人の心や気持ちの仕組み・感情の出方、考え方や言動、行動の傾向を捉え、格的成長の進むべき方向と健全度の高い、あるべき成長の姿が理解できます。
さらには各性格タイプが持つ根源的怖れを解放させ、全ての人間に与えられている豊かな本質が持つ力を引き出します。
また、対人関係においても、性格の違いからくるすれ違いや葛藤に留まるのではなく、お互いを活かし合い、成長していくための助けになります。
この「エニアグラム」という言葉は、ギリシャ語で「9」の意味を持つ「エネア」と「図」の意味を持つ「グラム」の合成語で「9つの点を持った図」を意味します。およそ2000年前のアフガニスタン地方で生まれ、イスラム教スーフィー派へと受け継がれます。ここでは、エニアグラムは門外不出の秘法とされ、指導者からその弟子へと代々伝えられていきました。1970年代スタンフォード大学での研究により現在の形が確立され、これまでアップル・コンピューター、IBM、コカ・コーラ、ソニー、トヨタなど多くの企業研修で活用されています。
自分では自覚していない本質を探り出し、まとわり付いているこだわりやためらい、恐怖、過信などを自覚し、「本当の自分」を伸ばしていきます。つまり、あなたが本来持っているエネルギーを「バランスのとれた状態」にしていきます。
自分というものをよく知ることで、他人を深く理解できるようになり、チームや組織、家族といった人間関係において、大きな安定感や自信、適応性、コミュニケーション能力だけでなく、マネジメントを可能にし、能力や活力UPにつながっていきます。