生れた年月日から割り出される「九星」「干支」「五行」を組合わせた占術で、特定の法則に基づいて性格や運勢、方位に関係する事柄を分析します。
古代中国で発症した易経(九星術)が6世紀に日本へ伝来し、明治42年に園田真次郎が九星氣学としてまとめました。
【九星】
一白水星、二黒土星、三碧木星、四緑木星、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星
【干支(えと)】
十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)の組み合わせです。
十干はもともと、甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸、と、日を順に10日のまとまりで数えるための呼び名(符号)でした。10日ごとに、「一旬(いちじゅん)」と呼び、3つの旬(上旬、中旬、下旬)で一ヶ月になるため、広く使われていました。
十二支は、子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥、と、こちらはわりと馴染みがあるかと思います。時間や12ヶ月の順を表わす呼び名でしたが、やがてこれらに12種の動物を当てはめるようになったものです。
干支(十干と十二支)の組み合わせは60通りあり、六十干支と呼びます。「甲子(きのえ・ね)」「丙午(ひのえ・うま)」といった呼び名を聞いたことがある方もいらっしゃるかと思います。これが一巡すると還暦となります。
【五行】
古代中国に端を発する自然哲学の思想で、万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からなるという説です。また、5種類の元素は「互いに影響を与え合い、その生滅盛衰によって天地万物が変化し、循環する」という考えが根底に存在しています。
それぞれに持つ意味があり、さまざまな組み合わせを読みよることで、性格や運気、方位の吉凶だけでなく、宿命(乗り越える課題)や生時に授けられた使命(人生で夢中になれること)を完遂するための手段を推断します。
また、吉方位を割り出すことで、あなたに適した開運のための旅の提供なども行うことができます。