陰陽五行思想によって複雑な事象の説明を試みた命学で、生まれた年月日と時間からベースとなるパターンを読み、人が生まれながらにして持っている性格、能力、素質を理解し、その人の努力や経験で変わる後天的な運命や使命などを考察します。
十干、十二支、五行を持ち、陰陽を持つ。1年の始まりは立春で、月の始まりは二十四節気の中の正節の節入り刻。
※二十四節気(にじゅうしせっき)は、1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたも、「節(せつ)または節気(せっき)」と「気(中(ちゅう)または中気(ちゅうき)とも呼ばれる)」が交互にあります。今でも立春、春分、夏至など、季節を表す言葉として用いられ、旧暦を設ける基準ともなっています。
もともと、四柱推命とは、漢方医学と並ぶ東洋のれっきとした運命学の学問でした。「当たる」「当たらない」という次元ではなく、人生というものをより有意義で豊かなものにするための素晴らしいツールであったのです。
人生の中には、運気が良く何ごともスムーズに事が運ぶ開運気もあれば、なかなか物事がうまく運ばず成就しにくい停滞期もあります。
ここでは、吉凶という概念ではなく、五行におけるバランスを考慮しながら命式の個性やあなた自身を尊重し、どんな時期であっても幸せに過ごす処世法を割り出し、提供していきます。
【陰陽五行説】
古代中国では、万物はすべて「陰」と「陽」の2つの要素に分けられるとする「陰陽説(いんようせつ)」と、すべて「木」、「火」、「土」、「金」、「水」の5つの要素からなるとする「五行説(ごぎょうせつ)」という思想がありました。これらを組み合わせて「陰陽五行説」と言い、陰陽五行説を「十干」に当てはめるようになりました。